In書道

deco展に行く

友人の書道家、平井 秀子さんの個展“deco展”を見に先月鎌倉へ出かけた。

平井さんは、万葉集や古今和歌集の名歌をいろいろな書体で書き分けるテクニックや、変体文字を駆使して、
独自の世界を作っている。その自由さを大いに楽しませてもらった。
一つ気に入った作品があり、購入させて頂いた。
古今和歌集 巻第六 冬歌にある紀貫之の和歌
ゆきの木にふりかかりけるをよめる つらゆき
冬ごもり思いかけぬをこのまより 花とみるまで 雪ぞふりける
色々な解釈ができそうなこの美しい歌は大好きだ。
また大胆な変体文字は最初全然分からないけど、だんだん判読できるようになるのもおもしろい。
なによりも繊細な平井さんの字体が気持ちよく、癒される。
ギャラリーを辞した後はやはり鎌倉、江ノ島観光。
この辺のパワーはやはり強力。

 

 

 

 
In書道

平井 秀子さんの書



友人で、書道家の平井 秀子さんから頂いた作品。
柿本人麻呂の、天海丹 雲之波立 月船 星之林丹 榜隠所見(天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に
漕ぎ隠る見ゆ)である。
これを書いて下さいと頼んだわけではないが、一番好きな題材なので、非常に嬉しい。
特異な字体と、非常に自由なレイアウトが想像力をかきたててくれる。